FXをやっているとダイヤモンドフォーメーションという言葉を聞くことがあります。
これはFXにおいて重要なテクニカル分析法の1つで、保ち合いからブレイクした後の適切な利確ポイントを知ることができます。
ダイヤモンドフォーメーションの知識を身に付けてFXに活かしてみましょう^^
- 菱形の保ち合いになっているチャートのこと
- 菱形の先端で一気にブレイクすることが多い
- トレンド転換の指標にもなる
- ブレイク後の利確ポイントが分かる
ダイヤモンドフォーメーションとは
ダイヤモンドフォーメーションとは、その言葉のとおりダイヤモンド型(菱形)になっているチャートのことを指します。
菱形の中央部分で大きなヒゲを上下に付けることで形成しやすいチャートパターンです。
あまり見ることのない珍しいパターンですが、ダイヤモンドフォーメーションが天井or底値圏で出現した時はエントリーチャンス。
菱形からのブレイクを機にトレンド転換をすることも多いので覚えておきましょう。
ダイヤモンドフォーメーションは形が綺麗であればあるほど多くのトレーダーから意識されるようになります。
形の崩れた美しくない菱形の場合はダイヤモンドフォーメーションとは言えませんので注意しましょう。
エントリーポイントと利確ポイント
ダイヤモンドフォーメーションの菱形の高値と安値の価格差をαとします。
菱形をブレイクしたあとはどちらかに大きく動くことが多いですが、その利確ポイントはブレイクポイントからα分離れた位置が意識されやすいです。
【エントリー 】
菱形をブレイクした方向についていく。
【利確ポイント】
ブレイクポイントから「菱形の高値と底値の差分」離れた位置に利確の指値を置いておく。
ダイヤモンドフォーメーションを形成した後は、ブレイク後にエントリーして菱形の高低差分の距離で利確の指値を置きましょう。
うまくいけば大きく値幅を取れる美味しいテクニカルパターンです。
実際のチャートパターン
これは2019年6月のビットコインの実際のチャートです。
赤線で囲った部分でダイヤモンドフォーメーションを形成しており、菱形の先端を下抜けすることで一気にブレイクしています。
さらに菱形の「高値と底値の幅」と「ブレイクポイントから利確ポイントまでの幅」がほぼ同じとなっていることが分かりますね。
これは綺麗なダイヤモンドフォーメーションであったため多くのトレーダーも意識していた形だったので、適切な利確ポイントに多くのロングポジションの指値があったと予想できます。
このように実際のチャートでも綺麗な菱形を形成しているダイヤモンドフォーメーションはエントリーポイントも利確ポイントも明確になる大チャンスと覚えておきましょう^^
MT4でのダイヤモンドフォーメーションの引き方
残念ながらMT4のインジケーターにはダイヤモンドフォーメーションがありません。
トレンドラインを自分で複数引いて菱形を描き、高値と底値の差を測って利確ポイントを探すようにしましょう。
ダイヤモンドフォーメーションまとめ
ダイヤモンドフォーメーションがチャートに現れるのは稀です。
たまに崩れた形を無理矢理ダイヤモンドフォーメーションと見なしている人がいますが、よほど綺麗な形でない限りは無視したほうが無難です。
しかし天井圏や底で綺麗なダイヤモンドフォーメーションが形成された時はチャンス。
大きく値幅を取れる可能性があるので積極的にエントリーしましょう^^