IG証券のノックアウト(KO)オプションは国内業者でありながら海外FXと同じレベルの資金効率・追証無しを実現しています。
僕自信も国内でトレードするならIG証券KOオプションが最適だと思っています。
この記事ではKOオプションの手数料の仕組みやスプレッドについて解説し、手数料を安くするテクニックも紹介していますので是非読んでみてください^^
- 目次 -
KOオプションの手数料の仕組み
KOオプションにはスプレッドの他にノックアウト・プレミアムというスリッページ保証料の手数料があります。
KOオプションでは注文を出す際にノックアウトレベル(損切りライン)を必ず設定しますが、KOプレミアムはこの損切りラインで絶対に損切りができるよという保証料のようなものです。
KOオプションで絶対に追証が発生しない(資産がマイナスにならない)理由はこのKOプレミアム手数料を注文の際に毎回支払っているからなんですね^^
スリッページとは注文をした価格と実際に約定された際の価格差のこと。
例)米ドル110円にストップロスを設定していたが一気に暴落しすぎてスリッページが起き、109.5円で約定されてしまって大損をした、等。
スリッページが起きることをFX用語で「注文がスベる」と表現したりします。
KOプレミアムを支払わないテクニック
KOオプションには2つのストップロスがあります。
- 逆指値 ⇒ 滑る可能性のある普通のストップロス
- KOレベル ⇒ 絶対に滑らないストップロス(手数料が掛かる)
この2つのうちKOレベルは注文の際に必ず設定しなければなりません。
KOプレミアム手数料は注文を出す時に必要資金として一旦徴収されますが、設定したKOレベルで自動損切りされた時だけ手数料が支払われます。
つまりKOレベルで自動損切りされる前に自分で手動決済するか、KOレベル直前で逆指値を置いておけばKOプレミアム手数料は返金されるのです。
絶対に滑らない損切りラインがあることで安心のKOオプションですが、なるべく注文は手動決済か逆指値で損切りするようにしましょう。
KOオプション銘柄別のスプレッド
ここからはKOオプションの銘柄ごとのスプレッドを他社と比較していきます。
結論から言うとKOオプションのスプレッドは国内よりも高く海外よりも安いですが、KOプション手数料が少し高いです。
スプレッドとKOプレミアム手数料を記載していますが、逆指値を使えばKOプレミアムを支払うことはほとんど無いのであまり気にしなくてOKです。
為替
銘柄 | スプレッド | KOプレミアム |
USD/JPY | 0.6pips | 2.0pips |
USD/CAD | 2.5pips | 1.5pips |
USD/CHF | 2.4pips | 2.5pips |
EUR/JPY | 1.1pips | 2.0pips |
EUR/USD | 0.6pips | 1.2pips |
EUR/GBP | 2.0pips | 2.0pips |
EUR/AUD | 4.0pips | 2.0pips |
EUR/CHF | 2.0pips | 3.0pips |
AUD/JPY | 1.3pips | 2.0pips |
AUD/USD | 0.9pips | 0.8pips |
GBP/JPY | 2.0pips | 3.0pips |
GBPUSD | 1.5pips | 1.2pips |
GBP/CHF | 5.0pips | 4.0pips |
NZR/USD | 3.0pips | 1.0pips |
株価指数
株価指数のスプレッドは時間帯により大きく変化します。
スプレッドが狭くなる時間帯も銘柄によって細かく変わるので少々厄介です。
ポジションを持つ予定がある銘柄は事前にIG証券公式サイトのスプレッド一覧で確認し、狭いタイミングでエントリーするといいでしょう。
銘柄 | スプレッド | KOプレミアム |
日経225 | 7.0~30pips | 8.0 |
NYダウ | 1.6~9.8pips | 2.0 |
米国500 | 0.4~1.5pips | 0.25 |
米国テク株100 | 1.0~5.0pips | 1.0 |
米国Russ2000 | 0.3~0.8pips | 0.3 |
英国FTSE100 | 2.0~4.0pips | 0.8 |
ドイツ30 | 1.0~5.0pips | 1.5 |
フランス40 | 1.0~4.0pips | 1.0 |
中国A50 | 10~24pips | 20 |
中国H株 | 6.0~18pips | 10 |
台湾 | 10~24pips | 20 |
香港HS50 | 5.0~30pips | 10 |
スペイン35 | 5.0~12pips | 4.5 |
オーストラリア200 | 2.0~4.0pips | 1.5 |
欧州50 | 1.5~3.0pips | 1.0 |
商品先物
銘柄 | スプレッド | KOプレミアム |
WTI原油 | 2.8pips | 3.0pips |
北海原油 | 2.8pips | 3.0pips |
スポット金 | 0.3pips | 0.3pips |
スポット銀 | 2.0pips | 2.0pips |
以上がKOオプションの全銘柄のスプレッドおよびKOプレミアム手数料です。
スプレッドだけ見るとそこそこ狭いのですが、やはりKOプレミアム手数料も同時に払うと手数料はそこそこ高くなってしまいます。
なのでKOレベルで自動決済されるのは極力避けて、できれば自分で手動損切りか逆指値を活用するように心がけましょう!
スプレッドもKOプレミアム料も相場の急激な変動リスクによって調整が入ることがあります。相場が大きく荒れればスプレッドも一時的に広がる可能性があるので注意が必要です。
スリッページを許容できるなら普通のFX口座のほうが良い
KOオプションは「ストップロスが絶対滑らない仕様」であり、IG証券には普通のFX口座もあります。
そして普通のFX口座のほうが手数料が圧倒的に安いのです。
為替の主要銘柄でKOオプションと普通のFX口座を比較してみました。
銘柄 | KOオプション | 普通のFX口座 |
USD/JPY | 0.6pips | 0.3pips |
EUR/JPY | 0.11pips | 0.5pips |
EUR/USD | 0.6pips | 0.4pips |
AUD/JPY | 1.3pips | 0.7pips |
AUD/USD | 0.9pips | 0.6pips |
GBP/JPY | 2.0pips | 1.0pips |
普通のFX口座のスプレッドは国内で最狭レベルですね。
少しでも手数料の安い取引がしたい!という人はKOオプションではなく普通のFX口座でトレードをするといいでしょう。
取引銘柄の数も普通のFX口座のほうが多いですしね。相場が大きく荒れそうな時はKOオプションを利用するなど使い分けるのも手だと思います。
KOオプションの手数料は高い?安い?
銘柄 | KOオプション | DMMFX | XM |
USD/JPY | 0.6pips | 0.3 | 1.7 |
EUR/JPY | 1.1pips | 0.5 | 2.4 |
EUR/USD | 0.6pips | 0.4 | 1.8 |
AUD/JPY | 1.3pips | 0.9 | 3.2 |
GBP/JPY | 2.0pips | 1.0 | 3.4 |
GBP/USD | 1.5pips | 1.0 | 2.3 |
KOオプションのスプレッド(KOプレミアム手数料なし)を他社と比較してみました。
やはり手数料だけでスプレッドの狭さだけで言えば国内FXには確実に劣りますが、海外FXよりは狭いと言えます。
逆指値と手動決済を使うことで、海外FXの良いとこ取りをしながら海外FXよりも狭いスプレッドでトレードができると思っておきましょう。
個人的には初心者ほど追証のある口座でFXをするのは危険ですので、どうしても国内業者を選びたいならIG証券一択になると思います。
その他の手数料
項目 | 金額 | 備考 |
口座管理手数料 | 540円 | 取引を一切していない期間が6か月続いた場合にかかる手数料 |
出金手数料 | 324円 | 5000円以上の出金なら無料 |
IG証券 手数料まとめ
- KOプレミアムはスリッページ保証料
- 手動決済か逆指値を使えばKOプレミアムは返金される
- KOオプションのスプレッドは「国内より広く海外より狭い」
- スプレッドは普通のFX口座の方が狭い
KOオプションは税率20%且つ海外FXと同じレベルの資金効率・追証無しなので、多少手数料が高くても利用する価値のある国内業者です。
海外FXの高い税率が嫌な人や、国内FXのレバレッジ25倍に不満がある人は是非KOオプションで取引してみましょう。
最初は使い方に戸惑うと思いますが、使っていくうちに慣れると思います^^