FXではエントリーポイントを探るためにチャートに様々なラインを引きます。
平行チャネルはチャートに複数のラインを引くテクニカル手法の1つ。
この記事では平行チャネルを駆使したエントリーポイントの探し方や損切りの判断のやり方を詳しく解説していきます。
この記事を読めばFX初心者の人も今まで以上に勝てるようになるはずです^^
- 目次 -
平行チャネルとは
平行チャネルとはチャートの頂点と頂点を結んだラインと、底と底を結んだラインで挟まれた空間のことを言います。
このとき引いた2つのラインは同じ角度(平行)でなければなりません。
具体的な引き方は以下のとおり
- 頂点同士もしくは底同士でラインを1本引く
- そのラインをコピーしてもう1本貼り付ける
- 2本目のラインを移動させてチャネルを作る
ラインを引く時のコツは、なるべく2点を結ぶより3~4点と多く結ぶことができる場所を探しましょう。
引いたラインで何度も反発しているということは、そのラインが多くのトレーダーに意識されているという証拠です。
つまり次にそのラインにタッチした時も反発する可能性が高くなるということですね。
サポレジ転換を意識する
サポートラインとは、そのラインで反発して上昇していくラインのこと。
レジスタンスラインとは、そのラインで反発して下落していくラインのこと。
サポレジ転換とは、あるラインにおいてサポートとレジスタンスの役目が途中から逆転して作用することを言います。
上図では下段の青ラインがレジスタンスとして機能し、何度も頭をぶつけて下落を繰り返していますね(番号①)
そのあと青のレジスタンスを上抜けし、再び下落してきた時に最初の青のレジスタンスラインの上でピタリと下落が止まって反発しています(番号②)
つまり今までレジスタンスラインだったものがサポートラインに転換したのです。
この青ラインは今後もサポートラインとして意識されるので、次にチャートが下落してきた時は再び青ライン上で反発する可能性が高いというわけです(番号③)
このサポレジ転換を覚えておけば、今後起こりうる下落や上昇がどこで止まって反発するかを予測することができます。
勿論ライン上まで来たときは絶好のエントリーポイントとなりますので自信を持ってポジションを持ちましょう!
損切りはリターンムーブの戻りを狙う!
実際にチャネル上限でショートを入れたあと、もしそのチャネルをブレイクして上昇してしまったらいつ損切りすればいいのでしょうか。
答えは「リターンムーブのライン上で損切り」です。
相場はチャネルをブレイクしたあと一度元のラインまで戻す力が働き、すぐにレジサポ転換を試しに行くことが多いです。
つまり焦って高値で損切りするのではなく、一旦落ち着いて様子見をするとライン際で損切りができて損失を最小限に抑えることができます。
もちろんリターンムーブのライン上は損切りポイントでもあり、かつエントリーポイントでもあります。
サポレジ転換を確認できたなら、損切りしてすぐにロングポジションを入れ直す絶好のポイントというわけですね^^
順張りが基本、逆張りの場合は小ロットで
平行チャネルを描くとエントリーポイントが上下に出てきますが、上段と下段ではポジションのロット数を変えることをおすすめします。
上図で解説すると、青チャネルは上昇トレンドとなっていますね。
上昇トレンド中は上段ラインは上がっていっていきますので、ライン上で逆張りショートを入れた後に下げきらず再びライン上段まで上がってくると含み損になってしまいます。
逆に上昇トレンド中にライン下段で順張りのロングを入れた場合を考えてみましょう。
下段ラインはどんどん切り上がっていきますので、相場が青チャネル内にいる限りはロングを入れた価格より下がることはないのでリスクが非常に低いのです。
よって平行チャネルを駆使してポジションを持つ時は「順張りは強気、逆張りは控えめ」を徹底しましょう!
たくさんの通貨ペアで平行チャネルを引いて待機!
たまに「自分はドル円しか取引しない」というようなトレーダーがいますが、1つの銘柄に固執するのは明らかに損です。
なぜなら取引する銘柄が少ないと、エントリーポイントが来るまで取引できないからです。
15種類あればエントリーのチャンスも15倍になりますし、ラインを引いた後はチャネルにタッチするまでは放置でいいので時間も取られません。
FXで一番やってはいけないことは「根拠もなしに勘だけでエントリーすること」です。
平行チャネルを引けば明確にエントリーポイントが分かり、かつ損切りポイントも決めることができるのです。
損切りをしっかり機械的にできることこそがFXで勝つ最短ルート。
これからはちゃんとチャートに平行チャネルを引き、自分なりのルールを作って根拠のあるエントリーと損切りをするよう徹底しましょう!
MT4でのチャネルの引き方
- チャート画面の上にある図形マークをタップ
- オブジェクト追加を選択
- 等距離チャンネルを選択
これでチャートに平行チャネルを引くことができます。
ラインを1本引くと同時に2本目も同じ角度で表示されます。
両端にある点をタップすれば角度を調整でき、真ん中にある点をスライドさせればラインごと移動することができます。
MT4で平行チャネルをどんどん引いていきましょう^^
平行チャネルまとめ
平行チャネルはとにかく多くのトレーダーから意識されるテクニカルラインなので、ライン上で反発することはかなり多いです。
勘だけで適当にエントリーするのではなく、多くの銘柄で平行チャネルを引いてライン上にきた通貨にだけエントリーをしましょう。
こうすることで損切りは浅く、利益は大きく取ることができるのでコツコツと勝ち続けることができます。